創作幸房の電子・半導体デバイスのDSPセミナー資料室3

電子・半導体デバイステストのためのアナログ信号のデジタル信号処理技術の基礎

アナログAC信号のデジタル信号処理の基礎
半導体工場などで使われている大型の自動検査装置(ATE)に携わっている生産技術や品質管理技術者の学習のお役に立ちたいと考えています。デバイステストに必要なACテストの測定法の基礎と測定演算としてのアナログ信号の取り込み波形に対するデジタル信号処理を学んでいきます。


このサイト創作幸房のテストセミナー資料室シリーズのNo6です。ここでは若手技術者がデバイスのテストパッケージを学び開発するための基礎技術を取り上げています。

テスト仕様は創作幸房の半導体・電子デバイス用の大型自動検査機器の経験から、またデバイス仕様はカタログなどで公表されている情報に基いています。また資料に引用される場合はソースを明示の上お使いいただけますようお願いいたします。



このサイトの目次です:

1.アナログ信号の測定法と取り込みデータに対する演算方法 その1

2.アナログ信号の測定法と取り込みデータに対する演算方法 その2
 
アナログ信号の測定法と取り込みデータに対する演算方法 その1


1.0 デジタイザの1Vpeak外部校正
                             
2.0 時間軸からの測定演算とディスクリートフーリエ変換                                        
2.1 高速フーリエ変換と測定演算
                                   
2.2 S/N比

2.3 歪率(高調波・全高調波)

2.4 SFDR







































資料に引用される場合はソースを明示していただけますようお願いいたします。




アナログ信号の測定法と取り込みデータに対する演算方法 その2


1.0 デジタイザの1Vpeak外部校正
                             
2. 周波数軸データの演算                      

2.0 基礎の復習 : 複素数の演算から

2.1 マグニチュード(振幅)と位相                         

2.2 パワースペクトラム(振幅の2乗)

2.3 スペクトラムアナライザのピーク値と実効値表示

2.4 S/N比

2.5 歪率(高調波・全高調波)

2.6 SFDR

2.7 マルチトーンの生成条件と注意

2.8 周波数軸上でのりサンプリングによる補完法













































資料に引用される場合はソースを明示していただけますようお願いいたします。






壁にぶつかった時の心構えの参考資料

発想の転換のために

左脳と右脳の違いを意識する
 この資料では技術者がテストパッケージの作成やデバッグ時の壁や困難さに直面したとき堂々巡りの悪循環から抜け出せるよう、マインドセットによる解決法を学びます。
 (技術)教育では特に言語、数学、科学の学習を主に受けてきたため、自然と左脳を多く
使う状況になっています。
特徴として左脳は言語と理論で論理的に思考し、計算し、記憶します。演算のバッファ領域が限られるため、処理が終わるとすぐに忘れて(リセット・クリアして)しまいます。覚えているためには定期的な反復が必要ですし、能力の維持には継続的な努力が必要です。
 さらに肉体的な特性から、意識集中には緊張が必要で、疲れやすく、ストレスがたまりやすいなどの特徴があります。

先ず右脳の特徴をみてみましょう。左脳が直接意識する顕在意識脳なら右脳は本能的な感覚や直感で処理をする潜在意識脳です。
イメージ的な処理を得意とし、大量の情報を超高速に処理し、極めて許容力の大きな記憶領域をもっています。
また創造性、空間構成、感情表現に係わっています。
現象を理解できない局面やストレスを感じながら、どう対処してよいか迷ったり、アイデアが出てこない、壁を越えられない時など発想の転換をすべき場面がたくさんあるはずです。
 そんな時積極的に視点を変え発想の転換を図りましょう。(量産の現場では社内基準とノウハウを理解しておく必要があります)




あなたが電子計測の壁を感じた時
心の散歩道に出かけてちょっとだけゆとりを取り戻す参考にして下さい。


心の散歩道

原因:自分自身を許していない

質問です。あなたの嫌いな人を心の中に思い浮かべて下さい。 どうでしょうか?何人かの顔や名前が浮かびましたか?
 嫌いな人が一人でも思い浮かんだら、とても大切なことがあります。それはあなたが先ずあなた自身を許す必要があることです。
 心理学的にはあなたの嫌いな人(許せない人)はあなたの抑圧された、生き残れなかった分身だといわれています。
 もしあなたが誰かを嫌いだとしたら、それはあなたがあなた自身を許していないことになります。自己を否定していてはあなたの思い描いたことはそのままでは受け入れられないことになります。

対策:相手を褒める(認める)

アメリカのビジネスで成功を収めた多くの人の中の一人は、大きな成功を目指すなら、すべての人を許す必要があると述べています。
 もしあなたが誰かを許さないことで、自己を否定していてはあなたの思い描いたことはそのままでは右脳に受け入れられないことになります。
どうしても許せなかったらどうしましょう?
 そんな時は嫌いな対象をみんな「祝福」してしまいましょう。 表現をかえるとあなたの考えが変わります。
 彼(彼女)には彼らなりの考え方と取り組み方があるのです。やり方を尊重することで否定しないことを選択できます。

対策:自分を許す・解放する

心理療法の世界では悩み・苦しみはその人の過去の体験に基づくと考えて対応をしている例があります。
 過去の失敗などにより生じたこころの痛手を消せなければこの悩み・苦しみからは逃れられません。あなたの心の傷として残っていることも、被害者として相手を恨む・憎悪の気持ちとしての感情も、いずれにしてもあなたはマイナスのわなに捕らわれている事になります。目的達成のためにはにこれらのしがらみからあなたを解放する必要があります。
 心理療法の手法では過去の失敗体験などをロケットにのせて飛ばしてしまうなどの方法もあります。
 こだわりの残る過去のデバッグの失敗から自分を許してしまいましょう。

原因:思いとは裏腹の結果を連想してしまう

次の質問です。あなたの欠点を心の中に思ってください。
どうでしょうか?いくつか心の中に浮かびましたか?
 欠点がひとつでも思い浮かんだら、大切なことがあります。それはあなたには技術者として豊かな人生を過ごす価値がある人間だとあなた自身が認識することが必要です。
 自己啓発の世界では成長のため、その第一歩として欠点を認めさせます。そしてその改善への取り組みが始まります。
 失敗などをした時、慰める意味で「完璧な人間などいない」などの表現も使われます。これは広く受け入れられています。
 ここに落とし穴があります。

対策:改善の余地

自己啓発として欠点を認識し、それを改善するアプローチはおごりを鎮め、自己を成長させる方法としては有効です。しかしながら右脳への伝達にはちょっと注意が必要です。
 自分は欠点のある人間だと考えることはマイナスの要因として、技術者として価値のない人間だ。まだ成功するほどの存在ではないと今の自分を貶めてしまう危険があります。
 視点を変えて伸びる可能性(余地)を認識すればよいのです。この部分を延ばせば成長するなどと発想を変えればよいのです。
 これは視点を変えただけではありません。視点を変えたことであなたが変わるのです。

原因:期待と逆の結果が導かれる

前提:仕事上のライバルが存在する
目的を達成するためにあなたはライバルに勝つ事を思い描きました。ところが相手に勝つことはできませんでした。
「うまくいかなかった。なぜなんだ」いったいどこに原因があるのでしょうか?
「ライバルに勝ちたい」と思ったこころの底に:
           今は勝っていない自分がいる(負けの肯定)
           負けたくない、負けたら困る(恐れや恐怖)
ライバル勝ちたいと念じたつもりでも勝たないこと(願いの否定)が右脳に伝達されてしまうことがあります。

対策:自分に勝つ

ライバルに勝とうと意識すると、相対的な優位性を目指すことになります。仕事ではうまくいく場合もあります。しかしながらこれは結果の質を考えた場合、マイナス要因を伴うことがあります。目的の達成を低いレベルで競うことや、相手の妨害をするなど手段を選ばぬ方向に走ってしまうことがあります。
 技術レベルの高い目的を目指す場合は相手を良いライバルと考えて、お互いにより高い目標を目指すことが良い結果(高いレベルに到達する)をもたらします。相手との相対関係を意識すると不安が付きまといます。負けることへの恐怖が広がることもあります。そんな状況より、高い目標の達成に向けて自分に勝つようにつとめることで、集中力をたかめて右脳に願いを正しく伝達することができます。

参考対策:習慣化する

それでも「できない」と言うあなたは、繰り返し、繰り返し実行する(言葉にする)ことで達成する方法があります。
 仏教の信者でなくとも、最近では情報起業のコピーライトの教材にも写経(書き写すこと)の大切さが説かれています。
 自己啓発の世界でも成功者には共通した習慣があり、その良い習慣の大切さが広く知られています。会社に自己啓発のプログラムがあれば身近に体験できると思います。
 技術の世界も例外ではありません。学習なら単純に繰り返すことで効果が上がることが知られています。
 成功を目指すならアファーメーションと呼ばれる自分に対する肯定の宣言文を繰り返し唱える方法もあります。



このサイトが、実際にあなたの目的達成のお役に立てれば幸いです。
前半では技術的な内容をお話しました。後半は視点を変えてその内容を生かすための心構え(マインドセット)についてお話しました。 
あなたが目的を達成され、次の目的へと向かわれますように応援しています。
 ご意見とフィードバックをいつでも歓迎いたします。



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